闘病をサポートするのが医療用ウィッグの役目

医療用ウィッグと普通のウィッグとでは何がどのように違うのか?単純な疑問ですが、それを明快に答えられる人は少ないと思います。

しかし医療用には、「患者さんの闘病生活を支えて社会復帰を後押しする」という明確な役割があるため、ウィッグに必要なサポート機能や、見た目の美しさ、ナチュラル感をつくりだす髪へのこだわり、さらに通気性など、細かな配慮が凝らされているのです。

頭頂部から見たときの自然な感じ

闘病中の身にとって、あたかもウィッグを被っていることがミエミエになってしまうのは嫌なものです。

アンベリールの医療用ウィッグは、頭頂部に対して、手間暇のかかる手植えを施すことで、自然なつむじ状態をつくりだしています。他社では機械で植毛しているので、“つむじのない不自然な頭頂部のウィッグ”が多数あります。

髪全体がふんわりとした美しい流れ

手植えであることで髪の流れがごく自然に保たれています。またウィッグ全体が弾力性のあるネット構造でできています。

さらに高度な技術の立体縫製が施されているため、型崩れしにくく髪をふんわりと持ち上げるような状態をキープしています。

べったりした感じのない、サラッと美しい見栄え

最低でも6色の人工毛を組み合わせて、最適な割合で人毛とミックスしています。人工毛と人毛の混ぜ合わせにより強度が増し、ウィッグの変質や経年劣化を低減させます。

他社のウィッグでは単色の人工毛を使用しているため、光が当たったときにもベタッとした髪に映り、ウィッグであることが一目でわかってしまいます。耐久性が低く、劣化のスピードが速いです。

通気性の良さとフィット感の良さが運動機能向上へ

闘病中は、病院から離れた自宅待機の日常でも、散歩や運動、リハビリテーションへの参加など、積極的に身体を動かすように医師から言われます。

しかし退院後しばらくは足腰が弱っているために、普通のウィッグではすぐにズレてしまったり、ウィッグの内部が蒸れてズルズルになってしまったりします。このような状態から闘病中の方の負担を減らし、サポート機能を高めるのが医療用ウィッグです。

蒸れてベタベタした嫌な感じをサラッと解消

医療用ウィッグに使われているベースネットは、頭皮の肌を再現したものですが、このベースネットは細かな編み目でできており、ウィッグ内部にこもった熱や汗の蒸気を外に逃がす役割を果たしています。

同じ医療用でも他社のものは横幅が5センチほどしかない細長いものですが、シルフィでは11.5センチもの幅広ネットを組み込んでいます。蒸れにくく、ズレにくい工夫の1つです。

フィット感が良く調整もワンタッチ。着脱は1分

医療用は頭に着けたときのフィット感、第一印象が違います。心地よくピッタとしたような一体感があり、アジャスターやワンタッチピンが付いているため、髪の増減によるサイズ変化があっても調整は簡単です。

さらにニット帽を被るような感覚で簡単に着けられます。もちろん普通のウィッグでは、このような工夫もなされていません。