医療用ウィッグは、アレンジも自由自在

最新の医療用ウィッグは、今までの常識では考えられないような、優れた進化を遂げていると言います。従来の医療用ウィッグは、ヘアアイロンやドライヤーを使う事はタブーとされて来ました。ヘアアレンジを受けるためには、ウィッグの販売店やサロンを訪れて、その場でアレンジを注文する必要があったのです。

しかし、最新の医療用ウィッグは、いつでも自由にシャンプーやコンディショナー、そしてドライヤーをかける事が出来るようになりました。まるで(自身の)地毛のように自由にアレンジする事が出来るので、いままでのヘアアレンジ以上におしゃれを楽しむ事が出来るでしょう。

医療用ウィッグと聞くと、どうしても「髪の毛を覆うだけの製品」といったイメージがつきものです。しかし、最近の医療用ウィッグは、女性のニーズや心を大切にした商品が、数多く販売されるようになったのです。

新しい医療用ウィッグは、美容室と同じようなアレンジと、ヘアケアが受けられるように開発されています。そして、荒い替えや予備が買いやすいように、リーズナブルな価格のものから、特別な日に身につけたいハイグレードタイプのウィッグまで、それぞれのTPOに合わせて、お好みのウィッグが選べるようになっています。

ヘアアレンジはもちろん、実際の美容室で受ける訳ではありません。各ウィッグのメーカーに注文を行い、それぞれの顧客が希望するヘアスタイルへと、アレンジを依頼するのです。メーカーの一部では、ヘアアレンジやカラーチェンジ、カットなどの費用をサービス(無料)で行っているところもあります。

普段のヘアケアは市販のシャンプーを使わずに、出来るだけ各メーカーの推奨する専用シャンプーを使うようにしてください。ウィッグのケアは、専用のシャンプーやコンディショナーを使う事で、より手軽にお手入れとメンテナンスを行う事が出来ます。また、商品によっては、ドライヤーが出来ないものがあるので、最初にメーカーに問い合わせてから使うようにして下さい。

ヘアアレンジは、ボリュームの追加(または、ボリュームを減らす)カット、パーマやウエーブ、サイドやフロント部分のボリューム調整など、希望するヘアスタイルを忠実に再現してくれます。

付け心地も地毛に近い感覚なので、医療用ウィッグをけていることを忘れて、普段のヘアアレンジを楽しむ事が出来ます。抗がん剤の治療や怪我の治療途中でヘアスタイルのお悩みを抱えておられる方は、ぜひ新しい医療用ウィッグで新しい可能性を切り開いてみて下さい。